2023年10月1日 釧路公立大戦
■4連勝で連覇に王手
第49回北海道学生選手権第6節の10月1日、札幌市円山競技場で1部の2試合を行い、北海道大は14-6で1部初対戦の釧路公立大を下し、4連勝で2年連続28度目の優勝に王手をかけました。
2連敗中ながらも前節の北海学園大戦では一時大量リードするなど勢いに乗る釧路公立大。第1Qは守り合いになり、0-0。北海道大はLB千葉克真(3年、埼玉・花咲徳栄高)が再三のロスタックルを浴びせて、釧路公立大の攻撃を封じました。そして第1Q終了間際にDB渡部健人(4年、東京・暁星高)のインターセプトを決め、自陣49ヤードで攻撃チームにバトンを渡しました。
好機にQB神田智史(2年、東京・麻布高)が本領を発揮しました。WR川村虎鉄(2年、宮城・仙台第三高)、WR宮崎大地(4年、兵庫・星陵高)へ次々とパスを決めて前進。最後は第2Q1分、WR日高耀(4年、福岡・北筑高)へ15ヤードTDパスを通し、鮮やかに先制しました。日高のPATキックも決まり、7-0で前半を終えました。
追加点は第3Q1分。キックオフリターン後の最初の攻撃シリーズで、QB神田から自陣でパスを受けたWR宮崎が好走を見せてそのまま相手エンドゾーンへ。釧路公立大守備陣を唖然とさせる84ヤードTDキャッチで加点しました。
第3Q8分に釧路公立大にTDランを許しますが、第4Q5分に再び北海道大にビッグプレーが飛び出します。自陣14ヤードまで攻め込まれた場面でLB鯨井雅生(4年、埼玉・川越東高)が殊勲のインターセプト。釧路公立大の反撃を裁ち切りました。鯨井はこれで、3試合連続のインターセプト。今季リーグ戦で通算5個目です。
4回挑戦したKも兼ねるWR日高のFGがいずれも失敗したのが残念ですが、要所要所で好プレーが飛び出すナイスゲームでした。
試合後、降梁祐介HCは「守備が頑張った。6失点は許容範囲。攻撃はもっとパスの精度を上げたい。4本挑んだFGが決まればもっと点が取れた」と、収穫と課題を挙げました。WR日高は「先制TDはQBがしっかりと空いているところに投げてくれた」と喜びながら「FGは4本とも右に外した。力が入りすぎた」と反省を忘れませんでした。勝利を決定づけるインターセプトのLB鯨井は「前半にやられたパスだった。決められると同点となる場面でインターセプトできて良かった」と3試合連続のビッグプレーに胸を張っていました。
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