2025年6月1日 室蘭工業大戦ゲームレポート

北海道大が室蘭工業大に快勝発進。春季オープン戦

いよいよ2025年シーズンが幕を開けました。春季オープン戦の初戦、室蘭工業大戦が6月1日、江別市の札幌学院大グラウンドで行われ、ビッググリーンが50-0で快勝発進しました。

試合は序盤から北海道大ペースでした。第1Q8分、K雨宮暖(2年)の25ヤードFGであっさり先制すると、同11分には守備チームが見せます。相手RBへのハードタックルでこぼれたボールをDE佐々木優(3年)が拾い、そのまま34ヤードのファンブルリターンTD。チームが一気に沸き立ちました。

第2Q2分には、初先発の2年生QB松永潤からTE伊勢崎仙太郎(2年)への9ヤードパスで17-0とリードを広げました。都築駿輔主将(4年)がシーズン前から期待していた2年生たちが、本領を発揮です。

北海道大は後半も攻撃の手を緩めず、第3Qには先輩も見せました。6分と7分にRB下島圭太郎(3年)が力強い走りで3ヤードと10ヤードの2本のTDラン。そして守備チームが再びビッグプレーです。同9分、敵陣37ヤードからの室蘭工業大の第4ダウン。DE加茂英太郎(2年)が猛ラッシュでパントをブロックし、そのままボールを拾ってリターンTD。38-0とリードを広げました。

第4Qも、1分に相手パントのスナップがエンドゾーンを越えてセーフティを拾うと、同3分にはK雨宮の37ヤードFG、同10分にはエースQB神田智史(4年)がTE伊勢崎への貫禄の36ヤードTDパスを決めて駄目を押しました。

北海道大の樋之本彬HCは「QB松永とRB波平碧空(2年)が使えた。守備も、ボールを狙うタックルで2本のTDを奪えた」と収穫を強調しつつも、「反則が課題。FGとパスの成功率をもっと上げないと」と、次戦の北海学園大戦(14日)に向けて修正点も挙げて、気を引き締めていました。

殊勲のTDを上げたDEコンビは大喜びです。佐々木は「ファンブルボールを拾った瞬間、これは行けると思った。1年生の時にTEでTDパスをキャッチしたのも室工大戦だった」と相性の良さもアピールしました。加茂は「全力でパンターへ突っ込んだら、蹴ったボールが体に当たった。拾ってから結構走った。TDは初めて」と言葉を弾ませていました。また、QB初先発の松永は「緊張して力んでしまった。いい経験になったので、次は落ち着いてプレーしたい」と決意していました。

ファンブルリターンTDを決めた北海道大のDE佐々木(25年6月1日)
パントブロックのボールを拾い力走する北海道大DE加茂(25年6月1日)

Loading

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です