2022年10月9日 帯広畜産大戦
ランの爆発で4連勝。ライバルと直接対決へ
第48回北海道学生選手権の第7節が10月9日、札幌市円山競技場で行われ、北海道大(前年2位)は帯広畜産大(同4位)を30-12で下して4連勝。次節の北海学園大戦で3年ぶり27度目の優勝とパインボウル出場を目指す。
次戦のライバル対決を前に、エースRB工藤輝一(4年、兵庫・白陵高)を温存し、チーム力の底上げを狙った一戦。開始早々から伝統のラン攻撃が爆発した。第1Q、RB鈴木優太(4年、東京・桐朋高)とRB榊琢也(3年、札幌東高)が交互にボールを持ち力強い走りを見せ、10分にRB榊の33ヤードTDランであっさり先制した。第2Q5分にはQB茨木大輔(4年、兵庫・六甲学院高)が10ヤードキープでエンドゾーンに駆け込み、同11分にはWR/K日高耀(3年、福岡・北筑高)の26ヤードFGで加点した。後半も第3Q10分にQB茨木からWR日高への3ヤードパス、第4Q1分にはRB鈴木の4ヤードTDランでリードを広げた。要所でWR本郷維規(4年、兵庫・市立西宮高)、WR宮崎大地(3年、兵庫・星陵高)へのパスも攻撃にアクセントを付けた。
守備陣も元気な動きを見せた。第1Q8分に、DB渡部健人(3年、東京・暁星高)とDB太田陽士(4年、埼玉・浦和高)の連係プレーでインターセプトすると、続く攻撃シリーズで先制TD。第2QにLB小栁颯一郞(4年、東京・成蹊高)が好タックル、第3QにはDL浅井聡太(3年、東京・都立西高)がロスタックルを決め、DB石井渚(3年、東京・青山高)がインターセプト。DB石井は第4Q終了間際にもインターセプトを決めて、帯広畜産大の反撃を封じた。若手を投入した第4Q終盤に失点したが、次節のライバル対決に向けて手ごたえ十分のプレーを見せた。 主将のLB坂田宙斗(4年、東京・都立小山台高)は「学園戦はまず気持ちで負けず、攻撃が苦しい時は守備が、守備が苦しい時は攻撃が頑張って勝ちたい。一週間で体をケアし、気持ちを集中させる」と決戦をにらんでいた。