2025年6月14日 北海学園大学戦
■北海学園大に競り勝つ。オープン戦第2戦
春季オープン戦第2戦が6月14日、札幌市円山競技場で行われ、ライバルの北海学園大を21―12で下しました。北海学園大戦の勝利は、2023年秋の北海道学生選手権以来で3試合ぶりです。
4年生QB同士の対決が注目された一戦。北海道大は2年前の全道王者の立役者で、ベストイレブンにも輝いたQB神田智史(4年)が先発しました。立ち上がりはミスやターンオーバーが相次いだ両チームでしたが、先手を取ったのは北海道大でした。
第2Q、自陣48ヤードからのドライブでQB神田がWR佐藤晏綸(3年)、WR堀場聖司(2年)、WR武田優一郞(2年)、TE伊勢崎仙太郎(2年)へ小気味よくパスを決めてボールを運ぶと、4分にRB谷口遼馬(2年)の5ヤードランで鮮やかに先制しました。同10分に北海学園大にTDを返されますが、前半を7-6で折り返しました。
後半もQB神田のタクトが冴えました。第3Q1分、敵陣33ヤードで攻撃権を得ると、今度はRB下島圭太郎(3年)とQB神田のランで前進。最後はRB下島の3ヤードランで14―6としました。
第4Qは再びQB神田のパスが光ります。第3Q終盤の自陣8ヤードからのロングドライブ。ランとパスをバランス良く使って前進し、敵陣31ヤードからRB下島のランで一気に敵陣1ヤードへ。3プレー後にQB神田から、エンドゾーン右隅のTE伊勢崎へのピンポイントTDパスが決まり、21―6としました。
終了間際に北海学園大にTDパスを許しますが、反撃もここまで。最後はQB神田がニーダウンを2回繰り返してタイムアップでした。要所でインターセプトを見せたLB室光毅(2年)やDB小野田天馬(4年)など守備陣も好調。秋の王座奪還に向けて、手ごたえ十分の勝利をつかみ取りました。 北海道大の樋之本彬HCは「前半のターンオーバー、相手QBに走られすぎたことが課題。今日は相手のミスにも助けられた。RB下島は1対1で相手を跳ね返す走りを指導している」と辛口の総括でしたが、室蘭工業大戦(6月1日)に続いてTDランのRB下島は「試合後半はいい走りができたが、立ち上がりが良くない。今年は先輩OLやQBを助ける走りを目指したい」と力を込めていました。
