2024年7月14日 北海学園大戦
■北海学園大に完敗。春季オープン戦は白星なしで終了
春季オープン戦最終戦となる北海学園大戦が7月14日、札幌市清田区の北海学園清田グラウンドで行われ、0-37で敗れました。3試合を行ったオープン戦は、東北大に10-40、東京大に0-14(雷雨のため第2Q途中で打ち切り)に続き、白星無しで終了しました。
8月開幕の秋季リーグで3連覇を目指す北海道大にとり、ライバルの力を確認する重要な一戦でした。第1QにFGで北海学園大に先制を許しましたが、DL朝熊亮介(4年、東京・麻布高)とDL依田柾基(4年、愛知・海陽中等学校)が立て続けにQBサックを決めるなど北海学園大に圧力をかける立ち上がりでした。
しかし攻撃陣が振るいません。最初の攻撃シリーズでいきなりターンオーバーを許し、TDパスにつなげられて0-10。第2Qもファンブルで攻撃権を手放して北海学園大に2TDを追加されました。後半開始のキックオフで北海学園大にオンサイドキックを決められるなど、後半も流れは変わらず、第3、第4Qにも追加点を許しました。
北海道大の反撃は最終Qに入ってから。QB山本康介(4年、奈良学園登美ケ丘高)が自らのキープで第1ダウンを奪い、攻撃陣を鼓舞。WR米谷和馬(2年、奈良高)へのパス、RB谷口遼馬(1年、東京・都市大付属高)のランで攻めますが、第1ダウンを更新するのが精いっぱいでした。 北海道大の樋之本彬HCは「練習しているプレーができなかった。練習不足だ。秋に向けて、まず下がらないプレーから始める。RB、WRの主力選手を絞り込みたい」と険しい表情で選手たちの奮起を求めました。東京都市大付属高アメフト部出身で、先発に抜擢されたRB谷口は「最後の最後に少し走れた。自分の弱さに気づいたのが収穫」と秋に向けて巻き返しを誓っていました。