2025.9.28 北海学園大学戦
■悪夢の決勝パスで北海学園大に惜敗。道学生選手権第6節
第51回北海道学生アメリカンフットボール選手権の第3戦、北海学園大戦が9月28日、札幌市円山競技場で行われ、惜しくも7-13で敗れました。これで通算成績は2勝1敗です。ライバルの北海学園大は3勝、釧路公立大は2勝1分け。北海道大の全勝優勝は無くなりましたが、残る釧路公立大戦と東京農業大戦に連勝し、釧路公立大が最終戦で北海学園大に勝てば、北海道大と北海学園大が4勝1敗で並んで2校優勝になります。プレーオフで北海学園大に借りを返して、金沢行きの切符をつかめます。
2年ぶりの王座奪還を目指す北海道大と2連覇を狙う北海学園大。2連勝同士の顔合わせはまず、両校の守備チームが火花を散らしました。第1Q7分、北海道大WR/K雨宮暖(2年)が32ヤードのFGを狙うも、惜しくも失敗。続く北海学園大の攻撃シリーズは、LB高山智史(2年)がロスタックルでパントに追い込みます。第2Q、QB神田智史(4年)からWR川村虎鉄(4年)へのパス、WR雨宮のリバースなどで第1ダウンを重ねて敵陣に攻め込みますが、第4ダウンギャンブルを止められて攻守交代。前半残り1分で北海学園大が35ヤードのFGを狙いますが、北海道大守備の圧力でこちらも失敗。前半は0-0で折り返しました。
試合が動いたのは第3Q。北海道大が先手を取りました。今季初先発の主将、LB都築駿輔(4年)のロスタックルで相手攻撃を封じ、北海学園大の2本目のFGトライも失敗に追い込みました。続く北海道大のドライブ。自陣20ヤードからQB神田のパス、RB下島圭太郎(3年)のパワフルラン、LB/P高山のパントフェイクからのオープンランも織り交ぜて第1ダウン更新を続けます。敵陣13ヤードで第1ダウンを得ると、QB神田のキープ、RB下島の2連続ダイブで、待望の先制TDを奪いました。雨宮のキックも決まり7-0です。しかし2分後、一瞬の隙を突かれた形で相手QBキープがスクリメージを突破すると、そのまま26ヤードのTDランに。7-7で第3Qを終えました。
勝負の第4Q。4分に北海道大が自陣32ヤードで第4ダウンギャンブルを失敗して攻守交代。北海学園大のパスとリバースなどで北海道大陣1ヤードまで攻め込まれます。第3ダウンで北海学園大のパスをLB都築がカット。北海学園大は第4ダウンで20ヤードのFGを狙いますが、ここで悪夢の場面がやってきます。北海道大守備のプレッシャーでCのスナップが乱れてボールが転がったものの、Hに入っていた相手控えQBが苦し紛れのパスをエンドゾーンへ。偶然フリーになっていた北海学園大RBがキャッチして、劇的な勝ち越し点を許してしまいました。
残り5分。北海道大はQB神田のパスで追い上げを図りますが、要所でインターセプトを喫するなど、今ひとつ歯車がかみ合いません。残り1分の第4ダウンギャンブルもパス失敗で力尽きました。
樋之本彬HCは「(決勝点の場面は)ちゃんとカバーを付けていなかった。相手が一枚上だった」と悔しがりながら「あと2試合。優勝の可能性が残る限りやる。取り組みは間違っていない」と選手たちを鼓舞していました。


北海道大チアリーディング部員たち
学園との死闘お疲れ様でした。何度も押し込まれながらもディフェンス陣が声を掛け合いながら粘っている姿が非常に勇ましかったです。最後の失点のシーンも止めたかと思いましたが、、、何の悪戯でしょうか、予想外すぎて誰も責めることのできないプレーとなってしまいましたね。
ただまだ可能性があるので、なんとかプレーオフで学園にリベンジしてくれることを信じて、応援しています!