秋シーズンの結果報告と「4年間について」

BIGGREENを応援していただいている皆様、こんにちは。4年LBの都築です。

長い間更新できておらず、大変申し訳ございません。明日から12月になり、大学アメフトの試合も関西学院大学対立命館大学という初の関西対決となる甲子園ボウルを残すのみになりました。個人的には、中学時代に見た関学のドキュメンタリーに影響を受けまくっていた(変な部分だけですが)ことと、2年生の春に参加した関学遠征で当時キャプテンの海崎さんからロングTシャツをいただいたので、少しだけ関学を推してますが、いかんせんとても当日が楽しみです。

北海道ではちらほら雪が降り始めており、約半年続く長い北海道の冬を象徴する雪がもう少しでつもり始めるのではないかと感じています。今年はおそらく人生最後の北海道の冬(卒業論文が無事に提出できればですが、、、)なので、深く積もった雪をできるだけかみしめようと思います。

 

さて、本題の秋シーズンの結果報告に移ろうと思います。

2025年度秋シーズンの結果は以下の通りです。

第1節 vs室蘭工業大学 66-0(win)

第2節 vs帯広畜産大学 14ー0(win)

第3節 vs北海学園大学 7ー13(lose)

第4節 vs釧路公立大学 21-14(win)

第5節 vs東京農業大学 59ー0(win)

合計 4勝1敗 北海道リーグ第2位

「捲土重来」をスローガンに掲げ活動してきた今シーズンでしたが、2年連続で優勝を逃すという結果に終わりました。OB・OGや保護者の皆様をはじめ多くの方にチームに対して多大なるご支援・ご声援をいただいたにもかかわらず、このような不甲斐ない結果で終わってしまい大変申し訳ございませんでした。すでに始動している石生主将が率いる新チームが来年こそ北海道リーグ王座を奪還してくれることを願うばかりです。

 

また、秋のリーグ戦の中で7名の選手がベストイレブンに選出されました。写真とともに紹介させていただきます。

坂本(4年 OL)

水産学部で約5時間かけてキャンパスのある函館から札幌のグラウンドまで通っていました。フットボールIQが高くオフェンス以外の部分でもチームに貢献してくれて本当に頼りになりました。

山田(4年 OL)

チームの中で最も巨漢の1人であり、いつもパワフルなプレーを披露してくれていました。ディフェンスとして練習中戦うときは本当にうっとうしかったですが、試合の時は本当に頼りになる存在でした。

下島(3年 RB)

2年続けてエースRBとしてオフェンスを牽引してくれました。もう十分活躍してくれていますが1つだけ、下島ならもっとできると思うので来年はさらなる飛躍を期待しています。

古家(4年 DL)

坂本と同様に函館から毎週札幌まで通ってくれていました。なかなかうまくいかなかったことも多かった彼が最後に報われてよかったです。

佐々木(3年 DL)

今シーズンからコンバートしたにもかかわらず、ディフェンスの中心として活躍してくれました。僕が卒業したら海陽学園出身の選手は君と奥山(3年 OL)のみなので、しっかり奥山の面倒を見てくださいね。

荘司(4年 LB)

今年のディフェンスの要としてチームを支えてくれました。同じポジションの同期が荘司で本当に良かったです。欲を言えばお互い万全な状態で試合に挑みたかったです。

室(2年 P)

何度もチームを救うスーパーパントを披露してくれていました。コメントで都築のことを持ち上げてくれて本当にうれしいですが、そろそろ直接伝えてほしいです。

ベストイレブンに選ばれた選手以外にも、オフェンスなら川村(4年 WR)や野瀬(2年 OL)、ディフェンスなら石生(3年 OL)や髙山(2年 LB)や方橋(2年 DB)、キッキングなら雨宮(2年 K)などほかにも多くの選手が活躍してくれました。

 

今回は都築が更新する最後のDiaryなので、「北大アメフト部の4年間」というタイトルで最後に都築の4年間を振り返ろうと思います。卒部文集があるのでDiaryを更新せずに卒業しようかなと考えていたのですが、1年間拙く中身のない内容を読んでいただいた皆様に感謝を伝えたく、最後にいつも通り「ありのままの都築駿輔」を書かせていただこうと思います。最後まで読んでいただけたら幸いです。

 

「北大アメフト部の4年間」

 私の北大アメフト部での活動は入学前から始まっていました。高校の同期がアメフト部に所属していたこともあり、入学式前に練習見学をさせていただいた際に、なぜか入部を即決していたのです。まだ雪が残るグラウンドの朝練を見学し、眠い寒い環境下で何が魅力的に感じたのは今思うと意味が分かりませんが、土のグラウンドを見て志望校の1つであった筑波大学を受験すればよかったと思ったことだけは覚えています。入部後は重度の便秘というはじめての一人暮らしの洗礼を浴びたものの、7月に行われた春シーズンで前年度王者の北海学園大学戦に出場させてもらえるなど比較的順調に大学アメフトに適応していたような気がします。幸先の良いスタートを切った北大アメフト部生活でしたが、その後アメフト生活に影を落とすことになる肉離れを受傷することにより、うまくいかないことが多くなります。練習やトレーニングをいくらしても、肉離れですべて無に帰すという悪夢のような日々を過ごしながらもなんとか1年生から帯広畜産大学戦と北海学園大学戦に出場させていただき、1年生から北海道リーグ優勝を経験することができました。しかし、その後断裂寸前の肉離れになり全国大会1週間前に最初のシーズンが終わってしまいました。

試合の写真がなかったので、1年生の学祭の時にとった写真を載せておきます

 

1年生シーズンが終わり2年生のシーズンがしたものの、前述した怪我の影響で長期間にわたって練習に参加することができませんでした。そんな離脱期間の最中の春休み、1食あたり米3合と鍋3~4人前を朝昼晩の3回食べ、それ以外にミスタードーナッツ5個を起床直後・就寝直前の2回食べるというとんでもない増量法に挑戦し、2カ月で17キロの増量を行い、87キロという人生最高体重に到達するというとんでもないことをしたりしていました(結果としてこのせいで復帰が遅れました)。怪我が癒え半年遅れくらいでスタートした2年生シーズンは怪我と生意気な行動の繰り返しでした。怪我を繰り返していたこともあり、この年DCを務めていいただいていた降梁さんが出場機会を怪我が再発しないように調整していただいたにもかかわらず、そのことが不満で、ミーティング・練習・試合の全てで「俺出てもいいですか」というセリフをずっと言っていたような気がします。出場機会を限定していただいていたおかげで、何度も離脱したものの、なんとか秋シーズンの最後には戦列に復帰することができ、2年間続けて北海道リーグ優勝を経験することができました。しかし、前日観戦した女子ラクロスの試合に感化され、練習とは思えないほどの気合で挑んだ全国大会1か月前の練習で、違和感があったにもかかわらず練習を続けるという愚行により、何度目かも数えきれない肉離れにより、2年目のシーズンも全国大会に出場することなく終了しました。

2年目シーズンは帯広畜産大学・釧路公立大学・北海学園大学の3試合に出場しました

 

何もできなかった2年間を過ごし、迎えた3年生シーズンはまさに地獄のような1年でした。2年間まったくチームに貢献できていなかった悔しさがあり、怪我が癒えて年明けから戦列に復帰してから、練習以外の時間で週15時間くらい大学のトレーニングルームに通い、体づくりを追い込みまくっていました(10キロ近く増量したにも関わらず人生で初めて腹筋が割れました)。しかし春の試合ではなかなか思うようにいかず、東北大学戦で脳震盪によって途中退場になったり、北海学園大学戦では熱中症で意識を失い緊急搬送されるたりと、まったくチームの力になれず、チームがなかなか勝てなかったことや他にもいろいろなことが重なり、どんどん気持ちが落ちていくように感じていました。熱中症で緊急搬送された翌週に東京で開催された富士通フロンティアーズクリニックに参加した際には、基礎的なステップ練をしていただけにもかかわらず、再び熱中症になりグラウンドで吐いてしまった際には、自分が情けなさ過ぎて帰り道で泣いたこともありました。熱中症の後遺症から回復するのに時間はかかったものの、秋シーズンは自分がチームを勝たせるんだという想いを思い出し、気合マックスで夏合宿で練習に本格復帰しました。しかし、そこでの練習で半月板を損傷し、絶望に突き落とされることになりました。手術しなければならず、またもチームの力になれないことに完全に気落ちし、どこか他人任せな無気力な日々を送っていました。そんな中で迎えた秋シーズンは北海学園大学と釧路公立大学に敗戦し、3年ぶりに優勝を逃すことになりました。その時、それまではチームが負けてもどこか他人事のように感じていましたが、目の前の先輩たちの顔を見たとき、これまでの自分の部活動での振る舞いがいかに愚かであったかということを思い知りました。敗戦した直後「なんで練習中に無茶苦茶なプレーで怪我をしてしまったのか」、「なんでそのあと練習に全力で向き合わなかったのか」、「なんで先輩たちを勝たせられなかったのか」といった罪悪感で頭がいっぱいになっていた気がします。そしてその時、この「罪」を償うには自分がチームに貢献し、北海道王座を奪還するしかないと考え、新チームのキャプテンになることを決意しました。

人生初めての入院&手術でした。この時、入院していたため参加することができなかった帯広畜産大学戦を病室でライブで見たことは一生忘れないと思います

 

4年間を振り返ろうかと思っていたのですが、あまりに長くなったので、4年生編は明日更新しようと思います。もし興味がありましたら続編を楽しみにしていただけたらと思います。

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