新入生試合の振り返り

BIGGREENを応援していただいている皆様、こんにちは。4年LBの都築です。

今回は7月27日(日)に北海学園大学清田グラウンドにて開催された北海学園大学とのJV戦について、内容や感想を届けたいと思います。

 

朝方ふっていた雨がやみ、蒸し暑くなった日に開催されたこの試合、1Q開始直後にロングパスを通され、北海学園大学に先制TDを許す激しい試合展開になる。その後有田(1年 QB)のランや経験者の田中(1年 LB)の強烈なタックルが炸裂するも、北海学園大学側もそれに対抗し、一進一退の攻防が繰り広げられる。1Q終盤に、長身の田中(1年 WR)やセンス抜群の動きを見せる近藤(1年 WR)へのパスや、後藤(1年 RB)・中野(1年 RB)のランオフェンスの活躍でオフェンスにテンポが生まれ、相手のパスインターフェアの反則もあり、敵陣深くまで攻め込んだところで、0対7で1Qが終了する。

試合中、何度も強烈ナックルを披露し、会場を沸かせたLB田中(ゆ)。経験者ということもあり、秋シーズンのレギュラー争いに絡みそうな予感がします

キャッチ・ブロックの両面で結果を出したWR近藤。かなり周囲の評価も高く、新人賞の可能性もあるかもしれません

 

2Qになっても勢いは落ちず、佐藤(1年 OL)・石橋(1年 OL)・平田(1年 RB)らのナイスブロックもあり、開始早々RB後藤が15ヤードのTDランを決め、同点に追いつく。その後のディフェンスでは、村田(1年 DB)のパスカットや居城(1年 LB)・平澤(1年 LB)・田中のLB3人衆のタックルが炸裂したことで互角の戦いを繰り広げるも、タックルミスが重なった一瞬のスキを突かれ、55ヤードのTDランを奪われ、再び北海学園大学にリードを許す。その後LB平澤の強烈なタックルなどで相手のオフェンスを封じ込め、そこからつながったオフェンスでRB後藤のロングゲインなどでゴール前まで攻め込むも、森井(1年 QB)が投じたパスを惜しくも北海学園大学のDBにインターセプトされ得点のチャンスを逃す。前半終了間際に北海学園大学に攻め込まれるも、再びDB村田がTDパスをカットするなど、ディフェンス陣が奮闘し、このまま7対14で前半を終える。

1年OLの鎌田(1年 OL)と石橋。2人をはじめ、今年の新入生OLは非常にサイズに恵まれており、このまま順調に練習・トレーニングを積めれば、歴代No1ユニットになるかもしれません

LB平澤は時折みせる素早い反応は1年生の域を超えています。練習を積み、安定感が出れば、1年生から活躍する可能性もかなりあると期待しています。

 

3Qになり、後半開始直後からQB森井のランや宮地(1年 WR)へのパス成功で、テンポよくオフェンスを進めていたが、RB後藤がファンブルし、それを北海学園大学にリカバーされ、痛恨のターンオーバーを喫してしまう。このピンチに対して、ディフェンス陣が躍動し、加茂(1年 DB)・LB居城・LB田中のパスカットや田村(1年 DL)・須藤(1年 DL)のロスタックルなどで踏ん張り、最後は金沢(1年 DL)のQBサックでピンチを脱する。しかし、その後学園オフェンスの猛攻を止められず、TDとセイフティを許し、リードを広げられてしまう。

最前線で体を張り続けた1年生DL陣。サックやロスタックルなど、随所で好プレーを披露し、チームを引っ張ってくれました。

何度かいいキャッチを披露したWR宮地。まだ落ち着きがなく、キャッチミスもありましたが、今後の練習で克服してくれると思います。

 

7対23と16点差で迎えた4Qは、オフェンスではWR近藤・WR宮地のキャッチや、ディフェンスではLB平澤・LB田中のタックルや手塚(1年 DL)のQBサックなどで随所に好プレーを見せたものの、終始北海学園大学に攻め込まれる展開となり、4Qだけで3本のTDを許し、最終スコア7対44で北海学園大学に敗北した。

なかなか厳しい試合展開だったかなと思います。この悔しさを秋シーズンにぶつけてくれると思います。1年生たちの仇は必ず秋にとります

試合後挨拶の様子です。今回の試合では齋藤(1年 OL・TE)がキャプテンを務めてくれました。最後までチームを鼓舞してくれていて、とても頼もしかったです

 

おそらく歴代初めてのJV戦(1年生試合)となったわけですが、アメフトの楽しさを知ってもらうことで、新入生のモチベーションを上げてもらうことを目的に実施したのですが、なかなか厳しい試合展開だったこともあり、楽しさを感じられた人もいれば、そうでない人もいるというような結果となったのではないでしょうか。楽しかったと感じた部員については、今後何も言わなくても問題ないと思うので、今回は悔しい思いをした部員に向けたメッセージをここに残そうと思います。誰もが勝負の局面において負けたくないと思うと思いますが、勝負である以上必ず敗者は存在します。そのため、生きているほとんどの人が負けを経験することになると思います。そこで大切なのが、この「負け」との向き合い方だと思います。漫画「ハイキュー」にて、全国で次々と敗退していく高校に対して、バレーの日本代表監督の「ここに居る選手たちの中に誰一人として“負け”を経験しない者など居ない。たとえこの大会の結果が優勝であったとしても強者ほどより上の強者に打ちのめされる。挑む者だけに勝敗という導とその莫大な経験値を得る権利がある。“今日”敗者の君たちよ、明日は何者になる?」というセリフがあるのですが、この言葉にすべてが詰まってると思います。負けを経験し、現状では足りないと認識した今こそ、次に向けて行動や思考を改め、変化させるチャンスだし、それが結果として成長をもたらし、次の勝負で勝利を引き寄せることにつながるのではないかと思います。そもそも今年のチームは昨年度のリーグ戦にて北海学園大学や釧路公立大学に敗北したところから始まっており、1年生も今回の敗北で、本当の意味で今年のチームの考えを理解し、一員になれたのではないかと思います。「敗者」の立場であるチームとして、現状に1ミリも満足せずに、常に上を目指して努力を重ね、秋に「勝者」になれるように、上級生とともに「捲土重来」の精神で、死ぬ気で努力して、秋必ず勝つ。

試合後、里見監督の計らいで、北海学園大学さんと合同で反省会を実施しました。他校と交流することで今後の励みにしてくれたらと思います

上級生を交えて各ポジションごとでの振り返りも行いました。

 

また、今回は直前の告知だったのにもかかわらず、多くの保護者の方が応援に駆けつけてくださりありがとうございます。どんな時も応援の声は力になるもので、今回の1年生にも力が伝わったと思います。秋はより多くのOB・保護者・応援団・チア・友人・地域の人ともに、会場で勝利や優勝の喜びを分かち合えたらと思いますので、今後ともご支援・ご声援のほどよろしくお願いいたします。

試合後には、現地で観戦されていたアメフト経験者の保護者の方に急遽アメフト指導をしていただきました

 

追伸(載せようか最後まで悩んだ末、目立たない形で最後に付け加えることにしました。完全に私の本音で想いを濁さず書いているので、汚い表現は見逃していただけますと幸いです)

試合の振り返りを書くために、試合を何度も見返したのですが、いくらJV戦とはいえ、死ぬほどむかつきますね。ゼミ室で思わず声を上げそうになるくらいイライラしました。春シーズンはディフェンスコーディネーターである當山(4年 AS)の方針で試合に出場できず、死ぬほどイライラがたまっているので、秋シーズンは北海学園大学や釧路公立大学はもちろん、北海道リーグすべての大学に対して、オフェンス・ディフェンス・キックに出場して、ぶっ潰して、優勝に導きます。じゃないと心残りすぎて卒業できないので。きっとみんな同じ思いだと想いだと思うので、エゴ全開で暴れ散らかして、10月に笑顔で泣き顔で優勝するぞ

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