2024年9月15日 釧路公立大学戦

■釧路公立大にまさかの黒星。第3戦

 第50回北海道学生選手権第4節は9月15日、札幌市円山競技場で1部リーグの2試合を行った。3年連続29回目の優勝を狙う北海道大は、1部4年目の釧路公立大に7-14で痛恨の逆転負けを喫した。北海道大は2勝1敗。釧路公立大はすでに1敗していることから、帯広畜産大(1分け1敗)、北海学園大(2勝)との対戦を残す北海道大は、連勝で同率優勝できる。また、北海道大、北海学園大、釧路公立大の3校優勝の場合は、当該3チーム間の得失点差で上位2校が全日本大学選手権の出場権をかけてプレーオフを行う。

 新型コロナウイルスによる不戦勝を含め、昨年まで2連勝していた釧路公立大だったが、この日は先手を取られた。第3Q2分、後半最初の釧路公立大の攻撃シリーズで33ヤードTDパスを決められ、0-6と先制を許した。

 北海道大の反撃は第4Q7分。自陣32ヤードからのドライブで、RB下島圭太郎(2年、神奈川・多摩高)とRB辻和希(4年、札幌北高)のラン、QB山本康介(4年、奈良・奈良学園登美ケ丘高)からWR佐藤晏綸(2年、千葉・クパチーノ高)へのパスなどでボールを運び、最後はRB下島の5ヤードランで7-6と逆転した。

 しかし、直後の釧路公立大の攻撃シリーズで相手の前進を止めきれず、残り時間42秒でエースレシーバーへの15ヤードTDパスを決められ、7-12。トライの2点コンバージョンも許して7-14とされた。

 残り35秒から、QB神田智史(2年、東京・麻布高)のパスなどで再逆転を狙ったが、自陣44ヤードまで進んだところでタイムアップとなった。

 北海道大の樋之本彬HCは、3校が1敗で並び、得失点差で上位2校のプレーオフの可能性もあることから「北海学園大戦に勝ち、得失点差で2校を上回るようにするだけ。4年生を中心にチームを引き締め、キックとタックルを磨く」と巻き返しを誓った。OL羽仁高滉主将(4年、東京・東京学芸大付属国際中等教育学校)は「優勝の可能性はある。敗戦を糧に、課題をつぶして強くなる」と決意していた。

 

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