2024年8月25日 東京農業大学戦

3連覇へ順当に白星発進。秋季リーグが開幕

第50回北海道学生選手権が8月25日、札幌市円山競技場で開幕し、1部の2試合を行いました。3年連続29回目の優勝と、念願の全日本大学選手権勝利を目指す北海道大は、2年ぶりに1部復帰の東京農業大(網走)を34-7で退け、順当に白星発進しました。

北海道大の先制点は、格の違いを見せつけました。東京農業大の攻撃をパントに追い込んで得た第1Q3分の敵陣40ヤードからの最初の攻撃シリーズ。第1ダウンでQB山本康介(4年、奈良・奈良学園登美ケ丘高)からハンドオフを受けたRB下島圭太郎(2年、神奈川・多摩高)が、ラインの好ブロックにも助けられて一気に相手エンドゾーンまで力走。鮮やかな一発TDランで先制しました。第2QにはK雨宮暖(1年、山梨・甲府西高)が、30ヤードと26ヤードの2本のFGを立て続けに決め、13-0で前半を折り返しました。

後半はQB山本が見せました。第3Q3分に自らの5ヤードランで20-0とすると、第4Q9分にはTE篠田恵亮(1年、大阪・生野高)へ48ヤードのTDパスで27-0、終了間際の同11分にはWR田中夏暉(4年、東京・渋谷教育学園渋谷高)へ55ヤード弾を投じて、34-7と駄目を押しました。昨季をけがで棒に降ったうっぷんを晴らす山本のプレーでした。

守備陣も踏ん張りました。第4Q10分に東京農業大にTDパスを許したものの、Kも兼ねるLB雨宮のQBサック、LB千葉克真(4年、埼玉・花咲徳栄高)のインターセプト、DB森島康晴(2年、札幌南高)のインターセプトで、東京農業大の反撃を封じました。 試合後、樋之本彬HCは「RB下島はエース候補。もう少し頑張ってほしい」と期待を込めながら「次戦の室蘭工業大戦はチームの地力を発揮して圧倒してほしい」と選手たちに一層の奮起も求めました。先制点の下島は「先輩たちが道を開いてくれ、自分は走るだけだった。素早いカットとブロックを使う走りに自信がある」と、次戦でも活躍を宣言していました。

Loading

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です